この記事で学べること
分散型台帳技術を用いた債券等のトークン化事例
はじめに
この記事では近年話題のデジタル証券(ST)の中で債券等の事例を取り上げ、Cordaがどのように活用されていくのかを解説していきます。
#1 スマートボンドによる債券ライフサイクルの自動化「Agora Digital Capital Markets」
- Agora Digital Capital Markets は、ブロックチェーン技術を活用した「スマートボンド」を作成して債券の発行、取引、清算、決済、利払いをスマートコントラクトにより自動化します。
- Agoraは、債券のライフサイクルに関わる取引関係者間のやり取りをワークフロー化し、手動入力や調整コストを排除します。
#2 Project Tridecagon(クロスボーダー債券取引)
- Project Tridecagon は、アジア開発銀行(ADB)が主導した実証実験であり、債券のクロスボーダー取引の効率性や安全性の向上を図る実証実験です。
- 背景:ASEAN+3(ASEAN加盟10か国に日中韓の3か国を加えた13か国)のクロスボーダー証券決済には時間がかかっていました。この問題を解決するため、ADBは分散型台帳技術の適用可能性を検証する「Project Tridecagon」が立ち上がりました。
#3 不動産ローンのトークン化
- realstocks は、商業不動産ローンの取引をデジタル化し、交渉、管理、転売を自動化します。
- ローンの借り手・貸し手にとって、商業用不動産ローン契約の条件交渉、契約書作成、署名などを効率化します。
- ローンの貸し手は、プラットフォーム上でローンポートフォリオの管理や債権譲渡も行うことができます。
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