公開日
January 30, 2024
カテゴリ
Corda活用事例を知る
タグ
🏦金融🔑暗号資産
筆者
この記事で学べること
新たなデジタル資本市場の構築事例
目次
- はじめに
- #1 Clear Markets
- #2 HQLAx
- #3 Finteum
- #4 Instimatch Global
「Cordaのデジタルアセット活用用途シリーズ記事」はこちら
デジタル証券プラットフォームの概要と日本・海外のユースケース - Cordaのデジタルアセット活用用途①
分散型台帳技術を用いた債券のトークン化事例 - Cordaのデジタルアセット活用用途②
私募証券・私募債を効率化したDLT活用ソリューション - Cordaのデジタルアセット活用用途③
新たなデジタル資本市場の構築事例-Cordaのデジタルアセット活用用途④
はじめに
#1 Clear Markets
- 現在利用されている暗号資産デリバティブ取引市場の多くはライセンスを持たない事業者により運営されているため、投資家はカウンターパーティ・リスクを抱えている
- 暗号資産デリバティブの導入は、投資銀行、機関投資家、そして仮想通貨事業者のリスク管理に不可欠であり、既存の金融市場と暗号資産市場を横断する健全なエコシステムの成長に繋がる
※デリバティブ取引は、金融市場で行われるさまざまな金融商品の価格変動リスクを管理するための取引。これらの取引は、将来の価格変動に対するリスクをヘッジするために使用されるほか、投資や収益を追求するためにも利用 例)オプション、先物取引、スワップなど
#2 HQLAx
- HQLAxは、世界の証券貸付およびレポ市場における機関投資家向けの流動性資金管理および有価証券担保管理ソリューションの提供を専門とするルクセンブルクのフィンテック企業
- 有価証券の所有権をデジタル化して担保として差しいれることにより、有価証券担保の流動性を向上させオペレーションにかかる効率を高めるソリューション
こちらの記事もご参考までに

HQLAx~ビジネスプラットフォームとして利用広がるCorda~
HQLAxは、世界の証券貸付およびレポ市場における機関投資家向けの流動性資金管理および有価証券担保管理ソリューションの提供を専門とするルクセンブルクのフィンテック企業だ。ニューヨーク発のテクノロジー企業であるR3社が提供するブロックチェーン基盤Cordaの技術を利用して、有価証券の所有権を譲渡することを可能にすることで有価証券担保の流動性を向上させオペレーションにかかる効率を高めるソリューションである。

cordajapan.net

#3 Finteum
- Finteumは日中FXスワップ用の銀行トレジャリーおよび取引管理プラットフォームであり、銀行が数時間単位で借り入れ・貸し出しを可能にし、一時的な流動性ニーズを満たすことを可能にするインターバンクプラットフォーム(金融機関が資金の運用や調達、決済を行う市場)
- UBS や Natwest などの銀行が、2023年内に Finteum のプラットフォームで intraday FX スワップを開始する予定
※日中流動性とは、金融機関が営業日中に利用できる資金のこと
#4 Instimatch Global
- Instimatch Globalは、スイスを拠点とする金融テクノロジー企業で、キャッシュ・マネジメント・プラットフォームを通じて、無担保のマネー・マーケット・ファンド、FX、レポ取引を合理化している。
- Instimatch Globalは、既存の取引相手との取引を構築する時間と労力を削減すると同時に、取引相手ネットワークを多様化することも可能にしている。
最後までお読みいただきありがとうございます。当社へのご質問・ご要望がございましたら、📪SBI R3 Japan お問い合わせフォーム📪よりお気軽にお問い合わせください!
<ご質問・ご要望の例>
- Corda Portalの記事について質問したい
- ブロックチェーンを活用した新規事業を相談したい
- 企業でのブロックチェーン活用方法を教えて欲しい 等々
また、厳選されたCordaに関する最新情報をお伝えるするメールマガジンやX、当社主催のイベントコミュニティを運営しております。ぜひご登録ください。
- Cordaメールマガジンに登録
- X(旧Twitter)をフォロー
- 弊社イベントコミュニティ(Connpass)に参加