Corda上で動くアプリケーション構築に必要な知識を身につけられる当社主催無料イベントのレポート
はじめに
SBI R3 Japanが2020年5月13日にオンラインで開催した「Corda Virtual Bootcamp」のイベントレポートをお送りします。
今回はCOVID19の影響を受けオンライン開催を行った。130人の方々に参加していただいた。 (※写真に写っている人は弊社社員です。)
『Corda Virtual Bootcamp』はCordaのコンセプト、Corda上で動くアプリケーション(CorDapp)を構築するために必要な知識をオンラインで身に着ける無料のイベント。講師はSBI R3 Japanのアーキテクトが担当した。参加者はブロックチェーンプラットフォームCordaについて情報交換を行うSlackコミュニティcordaledgerに招待された。
当日のコンテンツ
セッションは以下のような内容だった。
1) アイスブレイク
2) Corda概要
3) Cordaのキーコンセプト解説-フロー-トランザクション-ステートとVault-コントラクト
4)Cordaのネットワーク-Corda Network-ビジネスネットワーク
5)Cordaの技術学習に向けて-bootcamp-cordappの紹介-各種ツールとコミュニティ
6)情報収集するには?
7) Q&A
2)Corda概要
Cordaの名前の由来やビジネス上の立ち位置、開発目的、長所の説明が行われた。Cordaの長所であるプライバシーやスケーラビリティに関しては技術ベースで説明が行われ参加者は理解を深めた。
3)Cordaのキーコンセプト解説
フロー、トランザクション、ステート、Vault、、コントラクトの説明が行われた。Corda特有のステートやVaultについて多くの質問が寄せられた。
4)Cordaのネットワーク
3種類のネットワークについてそれぞれ長所と短所の説明が行われた。また、Cordaをビジネス活用する際、ビジネスネットワーク構築の留意点について共有された。
5)Cordaの技術学習にむけて
ハンズオン形式ではなく講義形式でサンプルソースコードの紹介を行われた。ステート、コントラクト、トランザクション、フローの見るべきサンプルコードの共有から、CorDapp実行までの流れが紹介された。また、開発者、設計者向けツールの紹介も行われた。
Bootcamp Cordappのサンプルソースコードはこちらから
6)情報収集するには
では日本語で情報収集ができるコンテンツについて紹介された。参考までにいかにいくつか掲載する。
Cordaの開発者認定試験(Corda Certification)の紹介も行われた。(注:Corda Certificationは英語です)。講義の最後にはCorda CertificationのDiscount Codeの配布が行われた。
こちらCorda Certificationを参照ください。
7)Q&A
SBI R3 Japanの営業チームも参加し、事例紹介や質問の受付を行った。イベントを通して合計で25個の質問をいただいた。いただいたQ&AはSBI R3 Japanのメンバーにより、リアルタイムで答えられた。
参加者からは「実際に金融機関に導入するとどういった例となるのか?」や「会社Aと会社Bの取引を監査法人Cが監査するという事例など、限定した第三者への公開はできますか?」といった実際にビジネスに絡めた質問が多く寄せられた。
<ご質問・ご要望の例>
- Corda Portalの記事について質問したい
- ブロックチェーンを活用した新規事業を相談したい
- 企業でのブロックチェーン活用方法を教えて欲しい 等々