40文字程度で記事に内容と得られる点を執筆する。GPTに任せるのもアリ。
RiskBlockというコンソーシアム名称はなくなっていて、現在はThe Institute Risk Streamという会社ができています。
はじめに
これは上記記事の一部翻訳です。内容の正しさは保証いたしかねます。
1.概要
- RiskBlockとは
The Institutesが主導するアメリカ損害保険業界のコンソーシアム(参加企業:アメリカンファミリー、バークレー等)がRiskBlockである。現在、
①保険証明(Verification of Proof of Insurance 、以下POI)
②事故情報共有(Data Sharing: First Notice of Loss 、以下FNOL)
という二つのアプリを開発中であり、アプリが全米で導入された場合、毎年99,074,159ドル(約109億)のコスト削減効果があると主張している。
- RiskBlockヒストリー
2016The Institutes、ブロックチェーン技術の研究開始(Enterprise Ethreum Allianceの創設メンバー)
2017The Instututes主導でRiskBlock設立。当初Ethereumにて実証実験開始も、データ共有モデルについて、メンバー(保険会社)が同意できず。
2018データ共有モデルの課題を解決可能な Cordaへ移行
2.RiskBlockのターゲット
RiskBlockは、保険業界の業務を6つの分野に分け、それぞれに数多くの適用できそうなユースケースを検討してきた。
この中で、RiskBlockが、実現容易かつ効果が大きいと判断し、現在開発しているアプリが
保険所持証明+保険内容証明 (経済効果約71億円)
と
保険請求事案(事故)の初期情報共有(経済効果約30億円)
の2つである。以下では、このうち、保険所持証明+保険内容証明 に焦点を当てる。
3.アプリケーションユースケース
アメリカでは、警察による自動車への検問/職務質問の際、保険(日本でいうところの自賠責保険)の確認を行うことが一般的である。検問/職務質問による保険確認は年間に2,700万回をこえ、事故による保険証明も合わせると3,000万回を超える保険確認が実施されている。
現状この作業は紙ベースで実施されている。(せいぜい保険会社の用意したアプリ上の契約書の画像ファイルベース)当局(警察)側の照合作業のために、州単位のシステム開発もなされており、現状のシステムは非常に効率が悪い。この効率の悪さを解決するのが保険所持証明+保険内容証明アプリ(POIアプリ)であり、以下のようなユースケースを想定している。
ユースケース①警察への保険証明
ユースケース②事故時の保険証明
システム全体像(左:現状、右:将来像)
4.経済効果
3億円 ⇒ ①クラウド化
2億円 ⇒ ②紙の保険証明書廃止
55億円 ⇒ ③当局による保険確認システム合理化
11億円 ⇒ ④無保険者減少による無保険被害の減少
①クラウド化+②紙の保険証明書廃止
Now 保険証券(紙)はユーザ/保険会社それぞれに保管。また、保険会社は保険証券の画像データをオンプレ保管を仮定。ユーザーは職務質問/事故の際に各社のアプリから画像を提示。
Future RiskBlockのアプリが導入されると、保険証券原本はクラウド上のDLT(分散台帳上)に保管され、画像データも同梱。必要に応じて共通のアプリで表示することになる。
③当局による保険確認システム合理化(55億円)
Now 無保険車特定の為に各州はそれぞれ、保険業者から保険加入者情報の報告を義務付けている。州ごとのシステム開発・維持し、その各州のシステムへ、保険会社ごとに接続システムをム開発・維持している。
Future RiskBlockのアプリにすべての機能が一元化される。
④無保険者減少による無保険事故被害の減少(11億円)
Now 損害保険は基本的に無保険者との事故に対する損害をカバーしており、無保険者の全体に占める割合は14.6%にのぼる。また、無保険者に対する支払総額も26億ドルに上る。
Future RISKBLOCKシステム導入による無保険者減少率: 1.6%と仮定する。それは、【保険確認の簡素化/共通化による職務質問数の増加】、【全米で同一システム導入による職務質問数の増加】、【広告による周知】などの要因による。
5.まとめ
- RiskBlockは、数多く想定されるユースケースのうち、まずは保険証明と事故情報共有に着手
- データ共有問題を解決するためにCordaを採用
- 二つのアプリによる経済効果は毎年100億円
- 保険証明(POI)により70億円
- 事故情報共有(FNOL)により30億円
<ご質問・ご要望の例>
- Corda Portalの記事について質問したい
- ブロックチェーンを活用した新規事業を相談したい
- 企業でのブロックチェーン活用方法を教えて欲しい 等々
SBI R3 Japan エンジニアリング部長
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趣味:サッカー、ガンプラ、ドライブ、キャンプ